2023.06.30
氷室開き
投稿スタッフ
こんにちは。
本日、金沢の初夏の風物詩の「氷室開き」が湯涌温泉で行われました。
江戸時代、加賀藩では冬の間に貯蔵した氷雪を、旧暦6月1日に氷室から取り出し、江戸の将軍家へと献上していました。現在では毎年6月30日に氷室開きが行われます。
今年の1月に保存した氷雪が、氷室小屋の地下2.5メートルから6ヶ月ぶりに取り出されました。
仏事の後、氷室を開き、切り出された氷のお目見えです。
今年から地元のお米も貯蔵されたとのことで、切り出された雪氷とお米を奉納されておりました。
切り出された雪氷は、まず湯涌温泉の薬師寺に奉納され、その後地元の青年会と石川県トラック協会の若手により加賀飛脚が再現され、金沢駅の鼓門まで17kmの道のりを運ばれていきました。
仏事が終わるまでは、雨予報にも関わらず雨がおさまっていたのですが、運び出されてからは雨が降り出し、雪氷が無事金沢駅まで辿り着けたのか心配です。
近江町市場の前の武蔵の交差点も通るとのことで、間に合えば確認しにいきたかったのですが、タイミングが合わず、今日地元ニュースで報道されるのを待ってみようと思います。
切り出された雪氷を地元の幼稚園時や小学校児童たちが、冷たーいと言いながら触っている様子もとっても可愛らしかったです。
こういう体験がきっと心に刻まれて、この子たちが残していってくれるんだろうなと思いました。
ちなみに、江戸まで運ばれていた氷雪。今年の7月上旬には、石川県や金沢市と、市と友好都市協定を結ぶ東京都の板橋、目黒、文京の3区に贈られる予定とのことですよ。
(流石に飛脚でのお届けではないと思いますが笑)
おみちょにも毎年7月1日には「献上・雪氷」が飾られます。
明日おみちょに行かれる方は、是非ご覧になってください。
氷室万頭、氷室ちくわなども一緒にお楽しみいただけたらと思っております♬
岩内蒲鉾店の岩内さんも、今日すでにお疲れ気味ではありましたが、たくさんの氷室ちくわを仕込んでおられました。毎年お疲れ様です。